「ワンドの王女(Princess of Wands)」の意味・解説 <トート・タロット>
エレメント:火の宮の地
占星術:対応なし
生命の樹:マルクト(王国)
ヘブライ文字のヨッドの形に燃え上がる炎の中を、裸の王女は踊りながらその流れに身を任せている。
彼女は、雄羊の頭で飾られた金色の祭壇に仕える女司祭である。
雄羊は、白羊宮の象徴であり、春の火を表す。
王女の頭から長く伸びたダチョウの羽飾りは、真理と正義の女神マアトの象徴であり、「公正の精神」を表す。
そして、太陽の円盤を先端に付けたワンドは、明快さと単純さを示す。
王女の首には、虎の尾が巻きついている。
その虎は、まるで王女にエネルギーを吸い取られて死んだかのように、なすすべもなく彼女に従っている。
※ちなみに、虎はディオニュソスの聖獣である。
対応する易の掛は、「27、山雷頤」。
掛辞「養い方が適正であれば、吉。養う目的を見定めて、それに応じたものを自ら正しく求めるべきである。」
言葉を慎むことで徳を養い、飲食を節制することで体を養うのである。
つまり、何事もほどほどに、ということだ。
キーワード:
活発・利発的・大胆不敵・野心・向上心
感情の起伏が激しい・ 癇癪持ち・浅はか
etc・・・