「カップの王女(Princess of Cups)」の意味・解説 <トート・タロット>
エレメント:水の宮の地
占星術:対応なし
生命の樹:マルクト(王国)
カップの王女は、あわ立つ波の上で優雅に踊っている。
このカードは、「水の宮の地」であるから、特に「水の結晶化する能力」を表す。
それは、彼女のドレスの裾に結晶があしらわれていることや、王冠から発する光が結晶化していることからも分かる。
王冠の羽飾りは、翼を広げた白鳥だ。
白鳥は、東洋哲学でのAUM(オーム)、「宇宙創造の最初に鳴り響いた音」を表す。
王女の右手のカップには、その背に世界を乗せているとされる、古代の東洋の宇宙観の亀が顔をもたげている。
彼女の左手の白い蓮は、上を向いている。白い蓮は、「俗世の欲にまみれず、清らかに生きること」の象徴である。
対応する易の掛は、「41、山沢損」。
掛辞「損をするが、誠意をもって行なえば最後は大吉。問題はない。初志を貫いて進むがよい。誠意さえあれば形式を飾る必要はない。」
損して得取れ、ということだ。
キーワード:
優しい・ロマンチック・優雅・明るい・軽やか・フレンドリー
感情に流されやすい・未熟・幼い・怠けている/遊んでいると誤解されやすい
etc・・・