「カップの女王(Queen of Cups)」の意味・解説 <トート・タロット>
エレメント:水の宮の水
占星術:双子座21度〜蟹座20度
生命の樹:ビナー(理解)
「水の宮の水」を象徴するカップの女王は、どこまでも受容的だ。良く言えば包容力があり、悪く言えば自分がない。
左手に抱えている巻貝の形をした杯からは、巨蟹宮の象徴であるザリガニが現れている。そして、垂れ下がった右手で、無限の母なる愛情を示す「イシスの蓮」を持ち、同じく母性愛を意味するトキに触れている。
彼女の姿は、無限に屈曲した光のベールにより隠されており、その表情をうかがい知ることはできない。そして、彼女の本当の姿や、その本心を読み取る事は非常に難しい。
彼女はまるで鏡のように、向き合うものの性質を完全に反射し、かつ反映させるのだ。
対応する易の掛は、「58、兌為沢」。
掛辞「願いごとは叶う。ただし正しい道を守り続けた場合にのみ利を得られる。」
沢がふたつ重なり、笑い声が溢れる楽しい雰囲気を表す一方で、口の災いの多いことをも意味する。盟友が集って切磋琢磨し、共に向上の道を目指すのが良い。
キーワード:
自分がない・母性的・包容力がある・共感・性格が見極めにくい・相手の影響を受けにくい・空気を読む
etc・・・